関西学院大学 商学部(2010年卒業)
渡辺 美季
私は、2014年9月からワーキングホリデーで韓国に来ました。最初の3ヶ月は語学同に通い韓国語の勉強をし、その後はアルバイトやインターンを通して韓国の文化に触れています。
私が韓国に来る頃、ちょうど日本のメディアでは、『嫌韓・反日』関係のニュースが日々飛び交っていました。そのため、知り合いに韓国に行くというと、「大丈夫?」と心配されたと同時に「なんで韓国なの?」とよく聞かれました。私にとって韓国=刺激です。旅行時に見た韓国は、どこも何もかも刺激的でした。喜怒哀楽が激しいけど人情深い人々、生活観の溢れる市場や明るく眠らない街、ケンチャナ精神、食文化などなど。言い出せばきりがないですが、良くも悪くも刺激があって、この街で一度生活してみたいと思ったことがきっかけでした。
実際住んでみると、日常で日韓関係は悪いんだなぁ、と感じることは今まで一度もありませんでした。そして住めば住むほど、韓国の人や文化に対して興味を持つようになりました。日本と韓国は似てる部分も確かに多いですが、違う部分もそれ以上に多くとても興味深いです。
私がコリアプラザひろばを知ったきっかけは、マンツーマン韓国語サポートです。韓国に来て1ヶ月が経った頃、語学堂に通っているだけでは韓国人の友達もできず、実際に韓国語で会話する機会もほとんどなく悩んでいました。そんな時、たまたまインターネットでマンツーマン韓国語サポートを知り、すぐに応募しました。おかげさまで今では仲良しの韓国人の友達もでき、一緒に会話しながら韓国語を教えてもらっています。
そして、韓国生活も3ヶ月が経った頃・・・
せっかく韓国に住んでいるので、何か日韓交流に役立てるようなことに携わりたいと考えていました。そんな時、日韓希望キャンプの同行スタッフ募集の掲示板を見て、すぐさま応募しました。運良く、韓国の中高生が熊本へ行くキャンプの同行スタッフとして選んで頂き、インターンとして仕事をする運びになりました。また、キャンプを主催しているアジア希望キャンプとコリアプラザひろばが同じ団体と知り驚きました。日韓だけでなく、アジアを中心に世界で活動しており、様々な興味深い事業をしているので、学べることが多いです。
私の主な業務は、熊本キャンプの計画と同行、韓国で生活をする日本人のサポートです。キャンプ業務は、現地の関係者との打ち合わせや日程調整が主でした。私は四国出身のため熊本の土地勘もないうえに、韓国語は初級でコミュニケーションが取れるレベルだったため、不安は多かったです。その分しっかり地図を頭に入れて、現地関係者と相談しながら、計画をしっかり練って行きました。実際キャンプに行くと、ちょっとしたアクシデントや大変なこともありましたが、その度に関係者や参加者と助けあいながら、良い時間を過ごすことができました。4泊5日という短い期間でしたが、「また日本に行きたい。日本の大学に通いたい。」という参加者達の声を聞いて嬉しかったと同時に、私自身とても貴重で良い経験をすることができました。
また、留学・生活サポート業務は、住居の仲介案内や生活サポートです。私自身、韓国に来た当初は言葉も分からず不安なことが多かったです。しかし、私は日本人の多い下宿に住んでいたため、困ったことは日本人に日本語で相談することができてとても安心でした。同じように困っている日本人の方々の助けになれればいいなと思っています。今後も引き続き、サポート業務をはじめ様々な事業を通して、韓国文化へのより深い理解と日韓交流の役に立てるよう前進していきたいと思っております。