韓国留学と韓日文化フォーラムでのインターン
慶應義塾大学 総合政策学部(2016年卒業予定)
菅又美貴子
2015年1月から韓日社会文化フォーラム光化門オフィスでインターンさせていただいている菅又美貴子と申します。
まず、私が韓国について興味を持つきっかけとなったのは、学生生活やアルバイトの経験を通して韓国人の友達が多いということでした。また、韓国の伝統的なお茶を手供しているカフェでアルバイトしていたので、なんとなく韓国に対して親しみを感じていました。日本でできた韓国人の友達は、もちろん日本語を流暢に話すことができ、意思疎通に困ったことはありません。しかし、一緒に過ごしていく中で、私も韓国語を勉強したらもっと深く話をすることができるのではないかと思い韓国語を勉強したいと思っていました。そんな時、幸運にも知り合いが、東京で日本語を勉強している韓国人と韓国語を勉強している日本人がお互い学ぶことができる勉強会を行っていることを知り、一度参加してみたところ日本人、韓国人双方が一生懸命お互いの言語を勉強する姿をみて、私も韓国語を勉強し始めました。韓国語の勉強が進むにつれて韓国文化や社会についても感心が深まりました。
現在、大学で経営学を中心に学び、韓国企業のマーケティング戦略や経営について研究しています。その研究をさらに深めるためには、実際に韓国で生活すること、韓国でハングルで書かれている資料や文献の収集、実際に韓国企業へのインタビューが必要であることから、延世大学での交換留学を希望し、現在の留学生活に至ります。
韓国での生活は思ってた以上に大変でした。私は、今回留学に来るまで長い期間海外で生活した経験はありませんでした。来たばかりの頃は、韓国語の能力が十分ではないということはもちろんのこと、日本から近く、同じ東アジアの国といえど慣れない海外で生活するということを身を持って実感しました。もちろん正直に言うとつらいと思う時期もありましたが、それ以上にこの経験は、精神的に強くなり、自分とより一層向き合える大切な時間になったと思います。
1学期が終わり、韓国語も日常生活で困ることがないレベルほどに徐々に上達し、時間的にも精神・肉体的にも韓国になれていった頃、漠然と韓国で働くという経験がしたい、自分が韓国でどれだけのことができるのか試してみたい、多くの韓国人学生と関わるような経験がしたいなど考えていました。そんな時、偶然見つけたのが、日韓文化フォーラムが主催する希望ワークキャンプでした。日本人の大学生と韓国人の学生が相互の国の文化を体験し、ボランティアをしながら学ぶというプロジェクトがとても魅力的であると思い、ホームページでの募集を見てすぐに応募しました。
私の主な業務は、新しくワークキャンプを作ることでした。しかし、ワークキャンプをどのように作ったらよいのか、どのくらいの規模で作るのかなど、作りだすと様々な問題が発生します。最初は、仕事に慣れるまで不安や悩みもあり大変でしたが、これが新しいことを一から作るということなのだと思い、できる限るの情報を集め、アポイントをとり、苦労しながらもその経験を通して知り合う新しい出会いや、作るということを楽しみながら現在も進行しています。
また、実際にキャンプに同行するスタッフの手伝いや、サポートをする中で、日本人ですが改めて日本のよさを感じたり、韓国と日本の文化の面白い点などを改めて感じることができました。
私は韓日社会文化フォーラムのオフィスに勤務していましたが、コリアプラザひろばでは、韓国語レッスンや日本での生活のサポート、住宅の紹介などの仕事も行っています。実際私も韓国に一人で来て、自分の韓国語の能力への不安や外国人登録証の作成、ビザの種類など大変なことが多くありました。もしその時、このひろばの存在を知っていたら積極的に利用したと思います。日本から来た留学生、ワーキングホリデイの方で韓国で生活に不安がある方がいたら是非利用してほしいです。
日本への留学を考えている韓国人学生や日本に興味のある韓国人にも積極的に利用してほしいです。残りのインターン期間で多くの人がこの韓日社会文化フォーラムについて知ってもらい、利用してもらうことが私の課題です!!
この経験を通して色々なことを感じ学びました。
私はワークキャンプに実際に引率し参加したことはまだありませんが、参加した韓国人学生の感想文を読んだり同行した二日本人スタッフの考えや感想を聞きながら、自分が考えもしなかった日韓の相違点を見つけ、感じ、日本に対し一人一人考えている韓国人学生の姿を見て嬉しかったのと同時にそのようなすばらしい体験を作っているスタッフの一人なのだと改めて感じました。
現在私が作っている新しいキャンプも必ず実現させて、日本でのボランティア活動を通して様々なことを感じてもらえるプログラムを実現させたいです。