東友輝哲(熊本県立大学) 期間:8月24日~9月21日
私は2018年8月24日からの約一カ月間、アコピアのひろば韓国語教室で、日本語授業のインターンとして勤務しました。私はこの一カ月間で、日本語の授業をする楽しさと難しさだけでなく、教室の受講生募集の難しさなどさまざまなことを感じました。
私がひろば韓国語教室でインターンシップをしようと思ったきっかけは、大学で日本語教育を専攻しており、将来は海外で日本語教師として勤務したいという思いからでした。私は夏休みという長い期間中に海外で日本語を教えるという経験をしてみたいと思い、インターンシップに応募しました。以前、学校のプログラムで韓国人の日本語学習者に日本語を教えた経験のあった私は韓国人の日本語学習者の意欲の高さに驚きました。こんな学習者たちにのために、分かりやすく楽しい授業がしたいと思い、韓国でのインターンを決めました。
初めの一週間はまず、日本語授業の宣伝チラシを作ることから始めました。学習者の募集といったことを初めてする私はどんなことを書いて、説明したらわかりやすく、少しでも受講してみたいと思うのか試行錯誤しながら作成しました。そして完成した文を使って、日本語教室の宣伝を始めました。最初はあまり反応がありませんでしたが、一人、二人と少しずつ反応が返ってくるようになりました。自分で考えた募集で学習者が集まってくれたことはとても嬉しかったです。
日本語授業は、多い日には10:00~11:00、12:00~14:00、14:00~15:00、16:00~18:00の四回した時もありました。私は以前、複数人の学習者に対して授業をした経験はありましたがマンツーマンで授業をすることは初めてでした。マンツーマンで授業をしていて、いいと思う点も多くありました。それは授業を学習者の需要に合わせて計画・進行できるということです。学習者がわからない部分があればそこに時間をかけて説明しました。また、講師と学習者の距離が近いこともいい点だと思いました。また私は授業をしていて、自分の力不足を再認識しました。質問に対してその場でうまく説明することができずに、調べてきます、と持ち帰ることもしばしばでした。そんな私の日本語授業でしたが学習者がちゃんと理解してくれたり、先生のおかげで会話に自信がつきました、などと言われたことは本当にうれしかったです。
また、私は今、韓国語を勉強しています。せっかく韓国にきたので少しでも韓国語の力を向上させたいとおもい、ひろば韓国語教室の授業を受けることにしました。日本で独学で韓国語を勉強していた私は、音楽や映像などで韓国語を聞く機会はあっても、自分が伝えたいことを韓国語で話す機会は全くと言っていいほどありませんでした。そこでひろば韓国語教室ではおもに実践的な会話の授業をしていただきました。積極的に先生と話をするようにしましたが、私の実力不足で伝えることができないこともありました。
大変なことがたくさんあったインターンシップでしたが、本当に良い経験になりました。これはひろば韓国語教室のスタッフの皆さん、授業を申請してくれた学習者、さまざまな人の支えがあったからだと思います。わたしは将来、海外で日本語教師になりたいと思っています。その夢のためにもこの経験はすごく大切なものになったと思います。自分の力不足を見つめなおし、これからもより一層の努力をしていきたいと思います。ありがとうございました!