2014年12月17日から2ヶ月間、コリアプラザ広場でインターンシップとして働かせていただいたジャン・ユラです。私は日本の中央大学で4年間学校生活を終え、今年3月から大学院に通う予定です。学校に入る前の期間中に社会に役に立つ仕事をしたいと思い、コリアプラザでインターンを申込みました。
私が担当した業務は
オフィス:ワーキングホリデー 広場ラウンジ:フェアトレード業務でした。
ワーキングホリデー業務の場合、 ワーキングホリデービザを取得した韓国人が日本に行って十分な生活ができるように手厚くサポートすることでした。私は日本で在住した経験があるため、日本でやってはいけない注意事項や健康保険、アルバイトの面接、履歴書の書き方、住まい探し、住民票の作成方、などをサポートすることができました。また、生活面だけでなく日本を直接体験できる所も紹介しました。いままでの日本ワーキングホリデーの場合、旅行会社などがワーキングホリデーに適していない旅館や田舎にあるホテルを紹介していることも多く、大変な思いをしながら働くということが日常茶飯事でした。しかし、コリアプラザが紹介するワーキングホリデーの場合、東京や大阪などの都心部で日本人と向き合いながら日本の文化を直接体験できるよう支援していました。この業務を担当しながら真のワーキングホリデーを提供することができました。
もう一つの業務はフェアトレードです。簡単にいうと、フェアトレードは公正な貿易だといえます。伝統的な手工芸品や農産物を公正な価格で取り引きし、企業や地主などから不当な搾取を受けている発展途上国の人々の経済的・社会的な自立を支援する運動です。私の業務は、韓国人には見慣れないフェアトレードを多くの人に知ってもらい 、関心を持ってもらうことです。フェアトレードの趣旨を多くの人に知らせるため、ホームページの作成をはじめ、15年2月11日にはフェアトレードを広めるイベントを行いました。イベント開始前からフェアトレードを通じて購買したコーヒー豆やチョコレート、カレーを韓国伝統紙である韓紙(音読みでかんし)で包装する作業をしました。フェアトレードチームが協力し行い、この作業を通じて真のフェアトレードについて改めて感じることができました。 梨泰院(イテウォン) で行われたイベントは、初めは寒くて平日だから人が集まらなかったらどうしようと心配しましたが、予想外に大勢の方が熱心に応援してくれて無事に成功することができました。
業務以外には北海道の札幌にある市立札幌大通高校の体育の先生と心からの
コミュニケーションができる貴重な機会がありました。札幌大通高校は「開かれた高校」が学校のスローガンです。 家計が苦しいので働きながら学びたい学生、一度仕事をしたことがあるがもう一度高校で学びたい学生、学校に登校していなかったが今度はしっかり通いたい学生、身体に問題や障害があるが多人数の中で学びたい学生、日本語がまだ得意でないが日本の高校で学びたい学生、趣味や外見でなく心から信頼する友達を作りたいと思う学生、他校の生徒とも親しくなりたい学生などを受け入れているため、言葉通り、「開かれた高校」でした。先生は心を痛める学生が少しずつ心を開いて学校に真面目に通い、卒業するとき、一番やりがいを感じるそうです。その話から先生としての誇りと責任感を感じることができました。
短い期間でしたが、コリアプラザで業務をしながら貴重な人たちと出会い良い縁を結ぶことができました。また、自分自身が他人のために、社会のために貢献できることが非常にうれしかったです。コリアプラザでインターンをした経験を生かして今後も社会に役に立つ人になりたいです。