秋山楓(聖心女子大学文学部史学科、ソウル女子大学留学中)

 

私は2016年2月から約一年間、ソウル女子大学で交換留学をしています。私は大学で韓国について勉強したり日韓交流会などに参加していくうちに、もっと深く韓国について知りたいと思い、一年間留学することを決めました。留学する前から、ただ留学先で勉強するだけではなく、何か韓国社会と関わりを持ちたい、何らかの形で日韓交流に携わりたいと思っていました。留学3ヶ月目でようやく韓国での生活にも慣れたころインターネットでアジア希望キャンプ機構のインターン募集のページを見つけ、すぐ申込み、インターンをさせていただくことになりました。

仕事は主に日本キャンプの企画や週末のボランティア活動の同行、K-POPキャンプの引率を行いました。日本キャンプの企画は前任のインターンの方の引継ぎではあったのですが、当初予定していたホームステイができなくなり、再度一日のスケジュールを考え直したり、ホテルの予約をしなおさなくてはならない状況に直面しました。大変な状況になりながらも社員さんや他のインターンの方のサポートがあったおかげで無事キャンプの企画を終えることができました。 

 

週末のボランティア活動では、多文化共生プログラムと週末韓流キャンプの2種類の活動の同行を行いました。これらのボランティアは中高生を対象に行われていて、バザーに参加したり、博物館に訪れ、英語で外国人に説明するというプログラムでした。参加者の中には日本語のできる中高生もいて、積極的に私に話しかけてくれました。普段韓国の中高生と交流する機会がなかったため、とても良い経験となりました。

K-POPキャンプの引率では主に授業を担当する韓国芸術高校の先生と日本から来た短期留学生の間の通訳を担当しました。通訳という仕事は初めてでありましたが、自分の語学力を見つめ直す良いきっかけとなりました。また日韓の生徒同士の交流は通訳を介さずもジェスチャーや最近覚えた単語を組み合わせて会話をしていて、言語が通じなくてもコミュニケーションをとろうとしている姿勢に圧倒されました。

アジア希望キャンプ機構でのインターンは大学では学ぶことのできない様々な経験をさせていただいてます。インターンを始め、多くの出会いがあり、また韓国社会や文化を学ぶ機会もありました。インターンをさせていただいてる会社への感謝の気持ちを忘れず、残りの留学生活でたくさんの経験を積んでいきたいと考えています。 2016年9月8日